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適用先 openSUSE Leap 15.6

パート VI システムダンプの処理 Edit source

17 トレーシングツール

openSUSE Leap には、お使いのシステムに関して情報の採取を行うためのツールがいくつか用意されています。この情報採取では、たとえばプログラム内での問題を解析 (デバッグ) したり検出したり、性能面での問題点となっている箇所の発見や、プログラムの動作中に使用しているシステムリソースを見つけたりすることができます。

18 Kexec と Kdump

Kexec は現在動作中のカーネルから他のカーネルを高速に起動するための仕組みです。これにより、ハードウエアの初期化を行わず、高速にシステムを再起動することができます。必要であれば、システムがクラッシュした際、もう 1 つのカーネルを起動することもできます。

19 アプリケーションクラッシュ時の systemd-coredump の使用

systemd-coredump はアプリケーションのクラッシュを解析するため、コアダンプ情報を採取して表示できる仕組みです。コアダンプ内にはアプリケーションがクラッシュした時点でのメモリイメージが含まれています。既定では、プロセス (もしくはアプリケーションに属する複数のプロセス) がクラッシュした場合、可能であればバックトレースを含めて /var/lib/systemd/coredump にコアダンプを保存して、 systemd のジャーナル内にその旨を記録します。この出力されたコアダンプをもとに、 gdb や crash (詳しくは 18.8項 「クラッシュダンプの解析」 をお読みくださ…

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