Linux システムの起動に際しては、様々なコンポーネントや処理が介在しています。ファームウエアとハードウエアの初期化処理が完了した後は、マシンのアーキテクチャによって異なりますが、ブートローダ GRUB 2 などを利用してカーネルを起動します。この時点まで到達すると、ようやくオペレーティングシステムが制御できる状況になり、 systemd
が続きを処理するようになります。 systemd
は 「ターゲット」 と呼ばれるセットを提供し、日々の費用やメンテナンス、緊急時用など、それぞれに役割が設定されています。
systemd
デーモンjournalctl
: systemd
ジャーナルへの問い合わせコマンド本章では、 openSUSE® Leap 内で使用されているブートローダである GRUB 2 について、その設定方法を説明しています。 なお、 YaST モジュールを利用すれば、ほとんどの重要な設定を行うことができます。起動処理そのものに関する説明は 第9章 「起動処理の紹介」 を、 UEFI 環境における Secure Boot サポートについては 第14章 「UEFI (Unified Extensible Firmware Interface)」 をそれぞれお読みください。
Linux には、全ての種類のネットワーク構成で利用することのできる、様々なネットワークツールやネットワーク機能が用意されています。ネットワークカードを利用したアクセス設定は YaST で行うことができます。もちろん手作業での設定も可能です。本章では、ごく基本的な構造と、関連するネットワーク設定ファイルについて説明しています。
本章では、仮想コンソールやキーボードレイアウトなどのソフトウエアパッケージについて説明を行っています。特に bash
, cron
, logrotate
については、直近のリリースサイクルで変更や機能追加が行われていることから、これらを詳しく説明しています。これらのソフトウエアは、いずれもシステムに密接に繋がっていることから、小さな変更やあまり重要ではない変更についても、ユーザ側に影響があるためです。また、本章では言語や国固有の設定 (I18N や L10N と呼ばれるもの) についても説明しています。
udev
による動的なカーネルデバイス管理