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適用先 openSUSE Leap 15.6

18 スキャナの設定 Edit source

YaST を利用することで、 USB や SCSI で接続されたスキャナを設定することができます。 sane-backends パッケージには、スキャナを使用するためのハードウエアドライバのほか、その他のソフトウエア類が含まれています。 HP 社のオールインワンデバイスをお持ちの場合は、 18.1項 「HP 社のオールインワンデバイスの設定」 をお読みください。また、ネットワークスキャナの設定方法については、 18.3項 「ネットワーク経由でのスキャン」 をお読みください。

手順 18.1: USB や SCSI で接続されたスキャナの設定
  1. まずはお使いのコンピュータに、 USB または SCSI でスキャナを接続して、電源を入れます。

  2. YaST を起動して ハードウエア › スキャナ を選択します。 YaST はスキャナデータベースを構築してお使いのスキャナのモデル (型式) を自動検出しようとします。

    USB もしくは SCSI のスキャナが正しく検出されない場合は、 その他 › 再検出 をお試しください。

  3. スキャナを有効化するには、検出したスキャナの中の一覧から選択して、 編集 を押します。

  4. 一覧からモデルを選択して、 次へ を押し、 完了 を押します。

  5. その他 › テスト を選択すると、選択したドライバで正しく動作するかどうかを確認することができます。

  6. あとは OK を押して設定画面を終了します。

18.1 HP 社のオールインワンデバイスの設定 Edit source

HP 社のオールインワンデバイスの場合、ネットワーク経由で接続されているものであっても、 YaST で設定を行うことができます。 USB 接続の HP オールインワンデバイスの場合は、 手順18.1「USB や SCSI で接続されたスキャナの設定」 で設定してください。正しく検出され、 テスト が問題なく完了すれば、そのままお使いいただけます。

USB デバイスが正しく検出されない場合や、 HP 社のオールインワンデバイスがネットワーク経由で接続されている場合は、 HP デバイスマネージャを起動します:

  1. YaST を起動して ハードウエア › スキャナ を選択します。 YaST がドライバデータベースを読み込みます。

  2. その他 › hp-setup の起動 を選んで、 HP デバイスマネージャを起動します。あとは表示される手順に従って作業を行ってください。 HP デバイスマネージャが完了すると、 YaST スキャナモジュールは自動検出を自動的に再実行します。

  3. その他 › テスト を選択すると、接続テストを行うことができます。

  4. あとは OK を押して設定画面を終了します。

18.2 ネットワークを介したスキャナの共有 Edit source

openSUSE Leap では、ネットワーク経由でスキャナを共有することができます。これを行うには、下記の手順でスキャナを設定します:

  1. 第18章 「スキャナの設定 にある手順に従って、まずはスキャナを設定します。

  2. その他 › ネットワーク経由のスキャン を選択します。

  3. サーバ設定 › saned へのアクセスを許可するクライアント 内に、アクセスを許可すべきクライアントのホスト名をカンマ区切りで入力し、 OK を押して設定を終了します。

18.3 ネットワーク経由でのスキャン Edit source

ネットワークで共有されているスキャナを使用するには、下記の手順で行います:

  1. YaST を起動して ハードウエア › スキャナ を選択します。

  2. その他 › ネットワーク経由のスキャン を選択して、ネットワークスキャナの設定画面を開きます。

  3. クライアント設定 › net メタドライバで使用するサーバ 内に、スキャナが接続されているマシンのホスト名を入力します。

  4. あとは OK を押して閉じます。これでネットワークスキャナがスキャナの設定ウインドウ内に現れるようになり、使用できるようになります。

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