他のアプリケーション (たとえばファイルマネージャなど) からファイルをドラッグ (ファイルをマウスの左ボタンで選択し、ボタンを押したまま GNOME ビデオのウインドウ内まで移動させて、ボタンを離す) してもかまいません。 GNOME ビデオは対象のファイルを開いて再生することができます。 GNOME ビデオでは、映像や楽曲のタイトルを表示領域の下に表示するほか、ウインドウのタイトルバーにも表示を行います。

注記: 未対応のファイル形式について

GNOME ビデオでは対応していないファイル形式を読み込んだ場合は、アプリケーションはエラーメッセージを表示し、適切なコーデックをインストールするように求めます。

また、 GNOME Files 内でビデオもしくは音声ファイルをダブルクリックしても、既定では GNOME ビデオのウインドウを表示して読み込むことができます。

DVD/VCD/CD を再生するには、お使いのコンピュータ内にあるドライブにディスクを挿入したあと、通知領域に表示された ビデオで開く を選択します。

DVD/VCD/CD を取り出すには、 映像 › 取り出し を選択します。

再生中に映像や楽曲を一時停止させたい場合は、 ボタンを押すか、もしくは 映像 › 再生／一時停止 を選択します。一時停止中は 一時停止中 と表示され、時間表示も進まなくなります。

映像や楽曲の再生を再開したい場合は、 ボタンを押すか、 もしくは 映像 › 再生／一時停止 を選択します。

なお、再生や一時停止を行うには、 P を押してもかまいません。

映像や楽曲の属性を表示するには、 表示 › サイドバー を選択して、サイドバーを表示させます。ダイアログにはタイトルとアーティスト情報、年と映像や楽曲の長さ、映像の大きさやコーデック、フレームレートや音声のビットレートがそれぞれ表示されます。

表示領域の拡大率を変更するには、下記のいずれかを実施します:

アスペクト比を変更したい場合は、ウインドウの右上にあるメニューボタンを押して アスペクト比 を選択します。

既定のアスペクト比は 自動 です。

字幕の言語を選択するには、ウインドウの右上にあるメニューボタンを押して 字幕 を選択します。あとは字幕の言語を選択 (DVD の場合) するか、表示したいサブタイトルのファイルを選択 (AVI などの場合) します。

字幕の表示を行いたくない場合は、 なし を選択します。

既定では、 GNOME ビデオはお使いのコンピュータで使用している言語と同じ言語を選択します。

なお GNOME ビデオでは、ビデオファイルと同じファイル名で、拡張子のみが下記のものであるファイルが存在した場合、それを字幕として読み込んで表示することができます。対応する拡張子は srt , asc , txt , sub , smi , ssa です。

図 18.2: GNOME ビデオ の全般設定 #

全般設定には下記の設定が含まれています:

表示設定を調整することで、インターレース解除や明るさ、コントラストや彩度、色相などを変更することができます。

図 18.3: GNOME ビデオ の表示設定 #

表示設定には下記のものが含まれています:

音声設定ダイアログでは、音声出力の種類を設定することができます。

図 18.4: GNOME ビデオ の音声設定 #